「ひとりでは生きられないのも芸のうち」の内田樹(うちだいつき)

人間いろいろ行動もして、考えに考え抜くとシンプルに行き着く。

本当はきみの周りにひとにも読んでもらいたいのだけれど。この本のモノの考え方はとてもいい。
ちなみに、これはケッコンを勧める本じゃないよ。


ひとりでは生きられないのも芸のうち
文藝春秋
内田 樹

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http://blog.tatsuru.com/

この人はブログもやっている。

http://kingkingko.cocolog-nifty.com/blog/2009/06/post-1995.html

こんなこと書いているひともいるから、変わり者なのかも知れないけど、お母さんからするとまっとうな、一度会ってみたいひとのひとりだ。

タイトルについて引用すると、(””内引用)
”「人間はひとりでは生きられない」ということはよく言われることですが、(中略)「ひとりでは生きられない」からこそ私たちはコミュニケーション能力の開発に、他者と共生する仕方の工夫に惜しみなく資源を注ぎ込むのです。
”と。

フリーター、ひきこもり、と仕事について若者が迷走するのも仕事が「自分のため」になったからであり、創造的労働がどこかに存在する、と思ってしまうから、というところはよく読むべし。
ここに書いてあるとおり、”とりあえず、労働は義務である。(中略)人間はなぜ労働するかということの意味は労働を通じてしか理解されないからである。(中略)「義務」を果たしている人に周囲は優しい。(いやなことに耐えているわけだから)。だが、「創造」に苦悩している人に周囲は冷たい(頼まれてもいないことに血道を上げているわけだから)。”

こんなことも書いてある。
”子どもに自分たちが「時間的存在」であることを教えなさい、ということをこのところずっと語っている。時間の中を生きるということは、未知性のうちに生きるということである。一瞬後の世界は予見不能であり、その中で自分がどのようにふるまい、どのような社会的機能を担うことになるかを主体は権利上言うことができないという事実「から」出発することである。(中略)子どもたちが自殺するのは「自分の人生の意味を200字以内で言い切ることは可能であり、それができるのは自分が知的であり、自己の生を主体的に制御できていることの証拠である」と彼らが信じているからであり、そのような自己評価のあり方が私たちの社会では公的に認知されているからである。”

お母さんの時代は、ひとりでも生きていかれるように、と教えられた世代である。エネルギーはひたすら知的に、精神力はひたすら強くなることを目標に消費された。自分を愛しにくい時代であった。なぜなら自分のなかには必ず別な自分(人格)があり、他人と暮らすのと同じような折り合いが必要だからである。

お母さんのための引用は以下に。

”I cannot live without you.
これは私たちが発することのできるもっとも純度の高い愛の言葉である。
私はこのyouの数をどれだけ増やすことができるか、それが共同体に生きる人間の社会的成熟の指標であると思っている。”

まあ、端折らないでとりあえず全部読んでよ。
この本のタイトルの本当に意味していることを知るとき、きみはオトナになったということだろう。

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この記事へのコメント

2009年06月30日 16:31
 この本は積読状態にありますが、内田樹さんの本は、いろんなことを考えさせられて面白いですね。
2009年06月30日 21:38
遊哉さん、こんばんは。遊哉さんのブログに書かれている本はしばしば私の好きな本とかぶります。人も、ブログも本も、世の中にこんなにたくさん存在するのに、不思議だなあと思いつつ、いつもブログにお邪魔しています。

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